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私たちの物語

WADEWADEは、2015年に栃木県宇都宮市で産声をあげ、訪問看護サービスを開始しました。
「小児」「精神」という領域を病棟看護師として経験した私は、大きな課題に取り組むべく在宅でのサポートに尽力することを決意しました。

自宅で過ごしたい家族と一緒の生活を早くさせてあげたい

2015年3月、大学病院を退職。それまで精神疾患の方や小児と病棟で関わる中で、”自宅に帰りたいのになかなか帰れない”思いや”まだ一度も自宅に帰ってきたことがない。早く我が子を家族のもとへ、自宅へ帰してあげたい”思いに触れる機会が何度もあったのです。

治療法がないのなら、これ以上辛い思いをさせたくない。
1日でも長く家族のもとで過ごしたい、過ごさせてあげたい。

帰宅できるよう、できるだけ急いで調整が必要なこともありました。
それらの経験の中で、自宅に帰るお手伝いがなかなかスムーズに進まない現実にも直面しました。

“小児や精神疾患の方を看たことがない管理者さんやスタッフさんは、訪問看護の受け入れに自信がなく、お断りするケースが少なくない”

在宅療養の現場や地域で抱える問題、小児及び精神疾患の方がどのようなサービスを利用しながら地域で過ごしているのか調べました。臨床での経験がなく、看る自信がないなどの理由で小児・精神疾患の方の訪問看護受け入れを断られるケースが少なくないことが分かりました。病棟で勤務していた際、在宅移行がスムーズにいかなかったことと整合性が取れるものでした。また、支援を受けられるサービスがまだまだ不足していることも良く分かったのです。
家族が目一杯頑張って支えているという現実をまざまざと突きつけられました。

自分にできること。

答えは一つでした。
地域に出ること。私は地域で看られます!と声を大にしてアピールすること。受け皿となること。

今では共感してくれるスタッフにも恵まれ、小児・精神疾患の方への訪問看護は着実に実践していくことができています。知識や経験、技術よりも、とにかく丁寧かつ丁寧に関わりを持って支えていくことを何より心がけていきました。

「このエリアには来てもらえませんでしょうか?」
「話だけでも聞きたいのですが」

訪問エリア外からの問い合わせや相談が多く寄せられるたびに、私たちはその地域に訪問看護ステーションを増やしていき、当サービスが利用できるエリアを増やしています。

WADEWADE = 和で輪で

訪問看護ステーションのネーミングですが、“和で輪で”にしようと考えていました。協調性高く手と手を取り合って支援を…という思いから。ただ、県の訪問看護ステーション一覧にこのネーミングで一緒に入れてみたところ、まったく目につかないことが分かりました。目に留まらないと話にならない、まず興味関心を持ってもらうのも大切だと思い、アルファベットで「WADEWADE」という表記に決めました。
スタッフ一同、高い協調性を持ち続けながら、「小児・精神」という領域に特に力を入れて、在宅医療や福祉等において微力ながら丁寧に支援していければと思っています。
地域の声に耳を傾け続け、着実に地域貢献を進めていける私たちであり続けたいと考えています。

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