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看護師岡香代2017年入社 / 8時間正社員

経験を訪問看護に

今から約10年前、准看護師であった私はある在宅医の新聞の連載記事から在宅医療に興味を持ち訪問看護師になりたいと思いました。訪問看護師になるにはもっと知識が必要と感じ、その頃少しずつ通信制の看護学校が設立され、当時49歳でしたが2年間なら頑張れると一念発起し受験しました。
2年後、国家試験に合格。学校を卒業し、無事正看護師となりました。認定看護師の道は、51歳という年であったため諦めましたが、在宅医療に関わりたいという思いがありました。30年以上の看護経験が活かせるなら…という思いを抱きながらその5年後、この会社に入社でき念願の訪問看護の職に就くことができました。私の看護師人生の集大成に出来たらいいなと思っての入職でした。

謙虚であるということ

私は、自分の経験をとにかく訪問看護に活かしたいと強い気持ちを持ち、意気込んでいました。しかしすぐ壁にぶつかりました。鼻をへし折られた感じでした。
同行訪問の際、利用者様・ご家族に対する先輩看護師の丁寧なケア、真摯に取り組む姿勢、構築された信頼関係に強く感銘を受けたのです。私、足りない…。
悩む毎日でした。訪問を拒否されたり、うまくいかないこともありました。それでも少しずつ信頼関係を築けるよう親しみやすい雰囲気を作るよう心がけていきました。
何とか続けているうちに徐々に結果が出てくるようになりました。

訪問看護師に大切なものは「謙虚な心」です。経験ももちろん必要なことですが 素直な態度で人に接すること、仕事に真摯に取り組むことがとにかく大事です。また、訪問看護はチーム医療だと思いました。
訪問自体は一人一人ですが、スタッフ同士が助け合い、励まし合うことでスタッフ間の信頼関係も築くことができる。そのことに気付いてから、訪問看護が楽しくなりました。不思議と事業所の雰囲気も明るくなり、いつの間にかスタッフの数も増えていき、笑顔がどんどん広がっていました。

訪問看護への想い、やりがいを支援していきたい

入社して半年が過ぎて、所長という大役を任されることになりました。はじめはびっくりしましたが、他のスタッフたちの意見が一致していると聞かされ、とても嬉しく感謝して引き受ける決心をしました。
謙虚であることの大切さを学び、ひと回り成長した実感はありますが、まだまだ未熟さも感じています。今でもスタッフに支えられ、助けられる毎日です。

そんな私が所長としてできることは、スタッフ一人一人の訪問看護への想い・やりがいを支援して生き生きと活躍できる環境を作ることです。ステーション下野の訪問エリアは、下野市・上三川市・真岡市を中心としながらも、ニーズの多さから益子町・壬生町・栃木市まで訪問が広がっています。私自身も所長として下野市の高齢福祉・精神身体障害者(児)の活動にも積極的に参加しています。訪問看護のみならず活動範囲を広げることで、在宅医療を必要とする方々にもっと手を差し伸べていきたいと考えています。
スタッフ一人一人のやりがい・笑顔が利用者様やご家族の笑顔へつながるよう、謙虚な心を忘れずに邁進していきたいです。

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