看護師根岸里江2016年入社 / 8時間正社員
病院で働いていた時って患者様の病院での生活しか見えていなくて、退院後の生活やその家族の生活背景などはあまり想像できませんでしたね。毎日忙しく業務に追われて、会話するといってもバイタルサインの測定時や面会時とかごく短時間。で、気がつくと業務終了。もっと１対１でゆっくり関わっていきたいなぁと思っていました。
今でこそ慣れましたが、訪問看護の世界に飛び込む時は不安でしたよ。
１人１人に向き合って家族のように寄り添った関わりができるのは“在宅だからこそ“。これは両方を経験したから分かったことだと思います。今、私は子どもを中心に訪問看護を行うステーションに所属しています。利用者様の笑顔や成長に触れること。家族の笑顔に接すること。これらがとても嬉しく、自分の更なる活力へとつながっています。
事業所は、とても雰囲気が良いですよ。スタッフ同士も協力的だし、黙って仕事をしていることはあまりないくらいみんな話すことが好きですし。とにかく笑顔や笑い声が絶えない雰囲気です。
相談もしやすい環境なので助かります。指示をもらって看護をしているのはお子さんですが、そのお子さんに毎日ケアや処置を行いながら必死に過ごしている母親への配慮も必要です。何をどこまで支援すべきかとか、どのような指導が適切なのかなど、遠慮なく相談できる安心感があります。
すべて求められているようにできているかと言えば、それは分かりません。ただ、スタッフそれぞれの考えや個性を活かして、それぞれの良い所を持ち寄って看護が提供できると感じています。
訪問で嬉しかったことや利用者様の成長が見られた時はみんなで喜びます。事業所も笑顔でいっぱいになります。本当、自分のことのように嬉しくなって。
このような職場環境なので、失敗とか悲しいことなんかがあっても、みんなで支え合い、みんなで乗り越えることができるだろうなって思って頑張れます。
訪問看護は1人での行動するため、不安ももちろんありますが…
スマートフォンやiPadで常に情報の共有ができるしスタッフともすぐ繋がるシステムなため、安心感があります。
また、記録などもわざわざ事業所へ戻る必要がないので、直行・直帰ができるんです。今では自宅で業務をする時間も設けられます。
自分で時間を上手に使うこともでき、空いた時間にお家のことを少しできたりする環境があります。かなり柔軟な体制でもあるので、ワークライフバランスの充実もしやすく、自分の心の安定にもつながっていると私は感じています。
スタッフのお子さんも、子連れ出勤で事業所へ来ることがあるんですよ。そのお子さんたちの成長も我が子のようにうれしく思ったり。
働いていても癒しがあります(笑)
