仲間を知るmembers

公認心理師外川輝2020年入社 / 8時間正社員

心理師としてのキャリアアップ

私は大学院を卒業後、児童相談所の心理判定嘱託員として3年間勤務しました。児童相談所では虐待を受けたお子さんへの心のケアや、発達障害を抱えるお子さんや保護者の方への支援などを行ってきました。同時に、現在も研究員として大学院のクリニックでも支援を行っています。
この2つの活動・支援には共通点があります。それは、どちらも“枠のある場”での活動・支援であることです。

心理業界では近年、スクールカウンセラーが全校配置になるなど、“枠のない場”での支援が求められるようになってきました。そのような状況を鑑みて、「どんな場面でも支援できるスキルが欲しい!」と思い、転職を決意しました。
そんな中、求人サイトで見つけたのが弊社のページに書かれていた『保育所等訪問支援』の文字。今の自分にとってうってつけ!!そう思い、早速エントリー。晴れて入社する運びとなりました。

いざ!保育所等訪問支援!・・・って何?

恥ずかしながら入社当初は、『保育所等訪問支援』についてほとんど何も知りませんでした(笑)
保育所等訪問支援とは、保育園や幼稚園、小学校などに通うお子さんに対し、集団生活に適応できるよう支援する福祉サービスです。支援にあたっては、心理師の他に作業療法士や言語聴覚士など、専門的な知識や技術を持つ職員が支援を行うもの。
弊社が行う保育所等訪問支援においても、上記のように様々な専門性を持った職員が支援を担当しています。私は今まで、他業種の方と関わることがあまりありませんでした。そのため、研修期間中の同行訪問では毎回新しい視点で物事を見る機会に恵まれ、他業種における支援のあり方を学ぶこともできました。また、教えを受けるだけでなく、心理師としての私の意見も聞いてくださり、移動中の車内ではディスカッションが展開されることもしばしばありました。

このような経験を通して、保育所等訪問支援の業務を知ることだけでなく、心理師としての専門性を再確認することができました。

走りながら考える日々

私は現在、独り立ちに向けて日々勉強中です。保育所等訪問についてまだまだ知らないこともあり、つい先日も質問に対して上手く答えられないことがありました。また、実際の支援についても“枠のない場”での支援に悪戦苦闘中です。
まさに走りながら考える日々です。
しかし、そのような状況に苦しみながらも楽しんで業務に当たっています。なぜなら、これこそ自分が望んだ環境だからです。できないことにチャレンジし、できるようになった時の達成感は子どもも大人も同じだと思います。そのような環境を与えて下さる職場の皆様に感謝しながらも、早く一人前になれるよう“楽しんで”成長していきたいと思っています。

  • TOP
  • 仲間を知る
  • 社員紹介
  • 公認心理師
    8時間正社員