訪問看護×クラウド型電子カルテシステム
訪問看護業務は、ご自宅へお伺いしながら必要なケアや処置等を実施していくもの。病棟であれば、業務上の動きはおおよそ病棟内に集約され、ナースステーションから病室、時に処置室、そして看護記録はナースステーションへ戻って行う。
これを訪問看護に置き換えると、まず事業所で朝の申し送りがあり、その後数件訪問。お昼に事業所へ戻り、上司へ午前中の報告をし、午後また数件の訪問。それを終えると再び事業所へ戻り、上司あるいはその日のオンコール当番スタッフへの申し送り。その後、看護記録を記載(入力)しながら電話が鳴れば出て対応するなど残務をこなし業務終了という流れ。
これでは非効率的である。病棟での動線と訳が違う。とにかく無駄を省く必要があった。いかに効率的に業務をこなしていくべきかの検討がとても大切だった。
- わざわざ事業所へ戻る、なんてことがないような環境、システム
- 事業所へ戻らないと業務ができないということを極力少なくする
クラウド型電子カルテシステムを採用し、社内で最低限のルールを設けて活用することで、上記の課題は速やかに解決した。
訪問と訪問の合間に記録の入力ができ、情報収集も出先でできる。各スタッフのすき間時間を削ることができ、より効率的に業務ができるような配慮を心がけている。